24時間戦った先は・・・
睡眠を削って働いている人、遊んでいる人、睡眠障害に陥って寝れない人など、睡眠が足りない人は自律神経の日内リズムである昼間の交感神経から、夜の副交感神経への変化が行われなくなります。だから交感神経優位の状態のままになって、脳細胞の休息ができないこととなります。
寝ないということは、重力から解放されないまま長い時間を過ごすということも意味しています。起きて行動しているときは自然の重力に逆らっているといっていいわけです。血圧は立って測ると上がり、座ると下がります。更に寝るともっと下がるのです。
重力に逆らっている最中は筋肉を緊張させているということですので、このことも交感神経を緊張させている原因となるのです。
だから寝不足というのは、脳の休息を妨害して交感神経を緊張させていて、重力に逆らうことによってでも交感神経をさらに緊張させているのです。交感神経の過剰な緊張から免疫力が低下し、病気へとつながっていくのです。
寝不足に限定せず、薬の長期使用や過労、悩みなどでも交感神経が緊張します。そこで交感神経が支配する顆粒球が増えて化膿性の炎症を起こしやすくなるのです。そうすると急性肺炎、急性虫垂炎を発生しやすくなります。
もっと怖いことが、増加した顆粒球が活性酸素を放出し死滅するので、体内に活性酸素の量が増えるます。そうなるとガンや胃潰瘍、大腸炎、白内障、糖尿病などの病気が発症しやすくなるのです。
交感神経の緊張は血管の収縮の様子でもあるので、血流障害を起こし、痛みやコリの原因ともなります。また交感神経の緊張で副交感神経の働きが抑えられることで臓器や器官の分泌能力が低下する代謝低下をもたらし、便秘、胆石、尿結石などの原因にもなります。
このように交感神経の緊張が私たちの体に影響を及ぼしていますが、睡眠不足は「ストレスの極限」という面もあります。自然の重力から解放されないでいる疲労がストレスの極限となり、そのことによって、白血球の基本細胞であるマクロファージが耐え切れなくなり先祖帰りを起こすということが起こってくるのです。