戦う環境を整える
汗がでる前に熱を解熱剤で下げることが何を意味するかわかりました。
そうするよりは体を温かくして安静にすることで、リンパ球の司令塔の副交感神経を優位にすることが大切なのです。戦うために必要な熱を下げてしまうことより、ウィルスと戦う環境を整えてあげることが大切なのです。
もちろん、小児や高齢者の高熱のよる体力の消耗や酸素不足によるけいれんなどの心配もあり、風邪で解熱剤を用いるケースも必要なことも事実です。できればその場合でも熱を一気に下げてしまうのではなく、解熱剤で体温を一度程度下げて、症状の2〜3割を改善することを目指した方がよいでしょう。あとは安静にしていれば実際に快方に向かいます。
その他の風邪の症状についても、鼻水もリンパ球を働かせるために副交感神経が優位になるからでる症状です。鼻水はリンパ球の炎症の一つである「カタル性の炎症」と呼ばれるもので、サラサラした鼻水なのです。風邪のピーク時にはサラサラした鼻水が出て、風邪が治ってくると、膿になってドロドロの鼻水が出始めるのです。
風邪特有の倦怠感は、副交感神経が働くことで起こります。副交感神経が働いているためのリラックス、しかも過剰反応のリラックスなのです。風邪だけでなく、日常のけだるいと感じるときも全て、リラックスの極限状態にあるのです。風邪をひいたときのけだるい感覚も副交感神経の治癒反応ですから、これも薬を使って止めてはならない免疫反応なのです。