免疫力はリンパ球
一般的には「病気にならないこと」や「病気にかかっても治りが早いこと」が抵抗力や免疫力があるということですが、免疫学では「血液の白血球であるリンパ球の状態」が免疫力を決定します。
循環器系の血液の話しに入ります。
私たちの体を流れている血液は液体部分の血漿と、細胞である赤血球や白血球、血小板でできています。この中で圧倒的に量が多いのが赤血球です。
赤血球には血液に酸素や栄養を運ぶという命の根源に関わる役目をし、血小板は血液を固めて、記事口を塞ぐ役目をしています。
そして免疫担当の白血球ですが、体を異物から守るために全身の血液を回ります。白血球は常に生物の活動状態を反映して揺れ動いています。だから血液検査で白血球の量を見れば一目瞭然で、出血、感染症、悪性腫瘍、組織壊死などの診断ができるのです。
「リンパ球」はは白血球を構成する代表的な血球です。それ以外にも「顆粒球」と「マクロファージ」が存在しています。
白血球は60%が顆粒球、35%がリンパ球、5%がマクロファージできています。
マクロファージは、顆粒球やリンパ球を誘導する役目です。顆粒球やリンパ球はマクロファージの役目を精巧に行うために進化したものです。
体に入ってきた細菌などの異物をいきなりパクリと食べてしまう「貪食能」を顆粒球が、食べ損なった異物、体に侵入してしまった異物を排出したり、流したりする「処理能力」をリンパ球が行います。
基本的には顆粒球60%、リンパ球35%の割合を保ちながら存在していますが、無理をしたり、ストレスが加わる度に変動します。一日の時間の流れでも変動し、天気や季節、年齢による変動もあります。様々な変動により白血球内では顆粒球が増えればリンパ球が減るようになっています。